インソール交換

こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。

ここ最近台風の影響で雨ばかり。
泣き言は言っていられないのですが、路面店である当店にとっては中々のダメージです・・・
平日ならともかく、土日や祝日が雨というのはやっぱり辛いところ。

そんな中でも足を運んでくれるお客様がいるのは本当にありがたい事です。

さて今日は底面の修理ではなく、靴の内側の修理の紹介です。

[マレリー]
インソール交換


修繕前
修繕後

元々ついていたインソールの素材は合皮。
経年劣化により表面が剥離しています。

この状態で履くと剥離した合皮の表面が靴下についてしまい、履くのはちょっと・・・となります。

ただ、心配ありません。

幸いにも合皮なのはインソールの部分だけ。
交換する事でまた履けるようになります。

本来はインソール交換はネームがなくなるので、無地になります。
今回はネームタグが織りネーム(布地で縫い付けてあるタイプ)
ブランドのネームが刻印の場合は難しいですが、この場合はネームタグを移植することができます。

元のインソールから型取りして、革を切り出してインソールを作成。
切り込みを入れ外したネームタグを装着→縫い付けます。

革で作成してあるので、今後はこのような劣化が起きる心配はありません。


アッパー(靴の表面の部分)とライニング(靴の内側)が革でインソールは合皮。
意外とこの組み合わせはメンズ・レディース問わず多いです。

インソールだけであれば交換ができますので、お気軽にお問い合わせ下さい。


因みに全くの余談ですが、この「マレリー marelli」というブランド。
イタリアのメーカーで100年以上の歴史を持つ老舗です。
マッケイ製法の柔らかいモカシンの靴が代表作でしょうか。

私は世代ではないので確かなことは言えませんが、おそらく今の60代70代の方が若い頃には高級な靴という位置付けだったのではないかと思います。


昔働いていた会社で「販売の神」と呼ばれていた業界の大先輩(現在も現役)が「以前勤めていた会社でこの靴を元に自社で靴を作って、マレリーならぬマネリーというネームで販売したところものすごく売れた」と言っていました。

当然のごとくその後本家からクレームがきて、販売はおろか色々と大変だったとの事でした。

インソール交換(ネーム移植)¥3,300(税込)

A Presto Care(ア プレスト カーレ)
横浜市中区本町6-57 OZNAS馬車道1F 
Tel:045-211-4226

ACCESS
みなとみらい線馬車道駅より徒歩1分
JR桜木町駅より徒歩5分

横浜市役所の向かい、東横インさんの並びとなります。

営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週水曜日・第2日曜日・第3木曜日

※郵送でも修理を承っております。
お気軽にご利用下さい。

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