こんにちは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care（ア プレスト カーレ）です。
今日はこちらの１足。今でも欲しい靴の中で上位に食い込んでくる１足です。
[Schnieder Boots シュナイダーブーツ]
つま先スチール
シュナイダーブーツの代表モデルの１つ。ジョージブーツです。
私自身シュナイダーブーツは２足所有していますが、ジョッパーブーツ。
ロンドンで購入しました。
その時このジョージブーツも当然店ありましたが、購入せず・・・
今となっては非常に後悔しています。
以前のこのブログにも書きましたが、ジョージブーツは英国陸軍の正装用の靴です。
考案したのはエリザベス女王（エリザベス２世）の父ジョージ６世。
パッと見、チャッカーブーツと思いますが、丈の長さと羽根の仕様が違います。
チャッカーはポロ競技の靴なので、ジャンルとしてはスポーツ。
対してジョージブーツは先程の述べたように英国陸軍の正装用の靴なので、ジャンルでいえばミリタリー。
似て非なるモノです。
少し履いてつま先が削れていますが、今回はスチールをつけて補強いたしました。
トライアンフもかっこいいですが、これぐらいのボリューム感の靴には半月型のスチールが合います。
手持ちのジョージブーツ（官給品 サンダース製）はトライアンフを付けてみましたが、比べると「この靴はこっちの方がいいな〜」と思っています。
もちろんこれは完全に好みなので、どちらが良くてどちらがダメという事ではありません。
お気軽にご相談下さい。
因みにアメリカではジョージブーツというと甲にストラップのついているショートブーツのことを指します。
↓これです。
こちらは以前修理したオールデンのもの。
その時「なぜこれをジョージブーツと呼ぶのかは分かりません」と書きましたが、その後色々と調べた結果、判明しました。
あくまでも１つの説なので定かではありませんが、このタイプのジョージブーツの「ジョージ」はどうやらパットン将軍からきているようです。
本名は「ジョージ・スミス・パットンJr」
（第一次大戦〜第二次大戦期 アメリカ陸軍の将軍）
彼の履いていたバトルブーツからヒントを得て作られたデザインとの事でした。
こちらもミリタリーでした。
つま先補強（ヴィンテージスチール） ￥4,400（税込）
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