オールソール(レザー オープン)
[Perfetto ペルフェット]

こんばんは。
横浜・馬車道の靴修理店 A Presto Care(ア プレスト カーレ)です。

今日紹介するのはこちらの1足。

[Perfetto ペルフェット]
オールソール(レザー オープンステッチ)

修繕前
修繕前
修繕前

Perfetto イタリア語で『完璧』を意味します。
ネームはイタリア語ですが、こちらは日本の靴メーカー。

以前、私が靴修理人として所属していた靴店でも取り扱いがありました。
ここのメーカーさんは靴の作りは勿論ですが、グッドイヤーウェルト製法ながら3万円台からというコストパフォーマンスの良さがとても魅力的であると思います。

今回はソールに穴があいてしまってので、オールソール(ソール交換)をという事でお持ち込みいただきました。

修繕後
修繕後
修繕後

オールソールの仕様はチャネル仕上げではなく、オープンステッチで。
トップリフトには同じくレザーとラバーのコンビのもの、ダヴテイル(かぎ型)を使用。
ふまず部分のコバは丸コバで仕上げました。

因みによく聞かれるのが、「穴があいてしまったらソール交換は難しいですか?」という質問です。

答えはNOです。

もちろん最終的な判断は実際に靴を拝見してからになりますが、穴があいて中のコルクが出てきてるぐらいであれば修理できます。穴の大きさも特に気にしなくて大丈夫です。

むしろ、靴底の真ん中にあく穴よりも、つま先の削れがポイントです。

というのも、革靴には「捨て寸」というものがあるので、意外とつま先の減りには気がつきません。「捨て寸」とは靴を履いた時にできるつま先の空間部分。つまり足が入らない部分です。

直接足で感じることがないので、気がついたらかなり減っていたなんて事も。

そしてこのつま先部分のソール(靴底)が減っているだけでは問題ないのですが、稀に靴底を突破してウェルト(アウトステッチをかける部分)まで削れている事があります。

この場合、修理はできるのですが、ウェルトの付け直しが発生するので修理金額もグッと上がってしまいます。

ついつい靴底の真ん中に目が行きがちですが、つま先を注意して見てみて下さい。

つま先のイメージ写真
ギリギリ本底(靴底)が残っています
修繕後

オールソール(靴底交換) ¥14,000(税込¥15,400)

※郵送でも修理を承っております。
お気軽にご利用下さい。

A Presto Care(ア プレスト カーレ)
横浜市中区本町6-57 OZNAS馬車道1F 
Tel:045-211-4226

ACCESS
みなとみらい線馬車道駅より徒歩15秒
JR桜木町駅より徒歩5分

横浜市役所の向かい、東横インさんの並びとなります。

営業時間:10:00~19:00
定休日:毎週水曜日・第3木曜日

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